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  • 執筆者の写真CRZKNY

ELEKTRONの良さみ

更新日:2020年10月24日

ELEKTRONを通せばCRZKNYの強さが手に入る….?


今回は、めずらしく(初じゃないでしょうか)、自分の使う数少ない機材についての話でも書いてみようかなと。


スウェーデンの会社ELEKTRON、今まで色々ちょこちょこ買ってきたんですが、多少なりとも使ってきた実感として、どこが気に入っているポイントなのかを簡単に説明してみようかなと思います。


最初にMachinedrum

もちろんオウテカの『Untilted』の音が欲しくてです。


ただ、どこまでいっても私はオウテカにはなれないので、今はやたらと音の太いキックが出るマシンとして。。。というかテクノを近年作り始めて、本当のこの機材の良さがわかってきました。


他の機材マニアの方々が言うようなシーケンスが独特云々は、ほぼファーストドラムマシンがこれだったのでちょっと比較できなくて申し訳ないんですが、それでも、かなり自由度の高い(ライブ向けの)ドラミングができる部分は強みだなと思います。大して使ってないのに偉そうですね。


このシーケンスの自由度はそのまま後期の機材に継承されているようで、次に購入したAnalog RytmもMachinedrumで慣れていたおかげでかなりスムーズに使うことができました。


この頃になるとサンプルを取り込んで内部のコンプやディストーションを軽くかけるだけで、取り込んだサンプルが見事に『ELEKTRONサウンド』とでも呼べる、めちゃ強い音に変換できるということを学びました(ちなみにMachinedrumでもサンプル取り込みは可でして、自動で12ビットの音色に変換されるという謎のオールドスクールマナーを展開していてそれも胸熱なポイントでした)。


ただ、私は普段の曲作りでは機材での打ち込みをほぼほぼ使わないので、今までのマシンを使うのは素材作りの時くらいだったんですが、日に日に、


メインでELEKTRONの音を出したい


でもドラムマシン使用は避けたい


という悩みに頭を抱えていたところ


Analog Heatのリリースがアナウンスされました。


所謂エンハンサー、ディストーションマシンなんですが、これを通すだけで、かなり強いサウンドになります。特に、サウンドシステムとかが入っていない現場などは、音の波が、ELEKTRONの強さになります。Voidみたいなシステムが入っている現場だと、解像度も爆上がりするので、より強い空間を作ることができる、私にとっては夢のようなマシン。


とはいえ、言うなれば、古びたラーメン屋とかの最後の魔法の粉(味の素)1振り程度のマジックなんですが、CRZKNYのサウンドはかなりローが出ている曲が多いので、良い意味で締まってくれて、うまく言えないんですが、やりすぎなサウンドを突っ込んでも、あまりミスらない出音になるというか。


要は、ほんとに私には合ってるマシンでした。ノリが野性味が増すサウンドになってくれるので、Analog Heatはほんと重宝してます。あと、いつだったかのフェス出た際に泥酔してかなりぶん殴っても壊れなかったので、いろんな意味で強い子だと思います。


そのあとDigitaktも買ってみたんですが、デジタル回路なはずなのに、ちゃんと通したサンプルがElektronの音になっていて、最高でした。最近はだいぶPCと連動させて色々管理できるoverbridgeも安定してきたので、気軽にサウンドメイクできるのも高ポイントです(マジで私は機材だけでサンプル管理とかがめんどくさい派なので)。


もう一押し、強いサウンドをお探しの皆さんにはELEKTRONはオススメです。


あと、もしもELEKTRONの方がこれを読んでたらご一報ください。贅沢は言いません、なんか余ってるのでいいので機材をください。


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