映像作品"./ [dot slash]" サウンドトラックをCRZKNYが担当

2018年に表参道スパイラルホールにて2日間公演されたダンスパフォーマンス作品『SHGZR-0dB』にて石山雄三/A.P.I. と組んだCRZKNYが、再びサウンドトラック担当として、本日10月31日 21時より配信されるA.P.I.の新作『./ [dot slash]』に参加します。
石山さんとの過去の対談はCINRAに掲載されたので詳しくはそちらを読んでいただければと思いますが、今回は石山さんの作品の強さについて、いくつか。
石山さんとの出会いはシアター1という古殿とのユニットの音源を気に入ってくれて、そのままの勢いでドゥースラーかCIRCUSかどこか、東京でライブがあった時に現場に来てくれてそのまま熱烈にオファーされたのがきっかけだったんですが、話してみるとすごくふにゃっとしていながら眼光が鋭い人、という印象で、最初は私も「今度何か面白いことやりましょう」系の話かな、と本気にはしてなかったんですが、それからわざわざ東京現場に何度も足を運んで口説かれ続けてようやく、あ、この人は本気だ、と。
そこから計30曲くらいを石山さんの舞台用に制作していく中で、それでもまだ私の中には「コンテンポラリーダンスってわかんないんだよね」という不安があったわけです。石山さんは相変わらず物腰が優しいふにゃっとしたままだし。その印象はDOMMUNEに出た際や先に挙げたCINRAでの対談でもあまり変わることがないまま、公演当日を迎えたわけなんですが、初日の公演が始まって、すべて吹き飛びました。
身体芸術の凄まじさにただただ圧倒されました。ライティングなどの演出の中に自分の曲が使用されていることすら忘れるほどの興奮がありました。こりゃ、、、すげぇな、と。
完全180度評価が変わったというか。百聞は一見にしかず、のリアルバージョン。
まぁ、、舞台から降りるといつもの石山さんだったわけですが。
表現の研ぎ澄まされ方が異常なやつは信用できる、ってことで、今回の作品"./ [dot slash]"も二つ返事で受けました。今回のサウンドはアルファ版ということなので、前回のように何十曲も用意して使用するとかではないんですが、CRZKNYのサウンドがどう今日配信される作品に影響するのか、ものすごく、楽しみです。
お時間ある方は是非、ご覧いただければ。
追記:上記同リンクでアーカイブを公開しています。是非ご覧ください。
"./ [dot slash]"
2020.10.31.[sat] 21:00-
アルファ版配信
石山雄三/A.P.I. の新プロジェクト。ダンスパフォーマンス作品。 2020年10月に、まずはアルファ版が「スタジオライブ/映像作品」の形で発表される。 『./ [dot slash]』(ドット・スラッシュ)は、現代だからこそ浮かび上がってきている「コミュニケーションの "断絶" 」に光を当てる。
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